今週もやって参りましたフローレンスワークライフバランスへの道。
今日は、フローレンス次世代法申請についてお伝えしたいと思います。・・・・が。
皆さん、次世代法って何かご存知でしょうか??
次世代法とは・・・。
正式名称を『次世代育成支援対策推進法』といい、平成15年の7月に施行された制度です。
日本における急速な少子化の進行並びに家庭及び地域を取り巻く環境の変化にかんがみ、
次世代育成支援対策に関し、基本理念を定め、並びに国、地方公共団体、
事業主及び国民の責務を明らかにするとともに、
行動計画策定指針並びに地方公共団体及び事業主の行動計画の策定その他の
次世代育成支援対策を推進するために必要な事項を定めることにより、
次世代育成支援対策を迅速かつ重点的に推進し、
もって次代の社会を担う子どもが健やかに生まれ、かつ、
育成される社会の形成に資することを目的として制定された法律である。
(本文抜粋)
・・・・・・・・・・・・・。
難しいですね。
仕事と子育ての両立が図りやすい企業を増やすために、
企業において行動計画を策定・実施することを求めるもの。
上記のように捉えると、捉えやすいかと思います。
そして、その次世代法を企業が定め、推進していくことで国に認定されると、
くるみんマークという名称の認定マークをもらうことが出来ます。

ワークライフバランス化を目指しているフローレンスが、
子育てと仕事の両立を目指しているフローレンスが、
次世代法に取り組まないなんてありえない!!!
ということで、早速、次世代法取得のためのミーティングを開催しました!!
・・・・・・・・が!!!
次世代法を取得するための条件って、
中小企業が取得するにはかなりハードルが高いんです。
例えば、
■3年以内に男性の育休取得者がいること
■3年以内に女性の育休取得率が70%以上であること
などなど・・・。
上記の2点を実行しようとするだけでも、
福利厚生の見直しや、給与制度や評価制度の策定など、
直さなければならないこと、
新しく作らなければならないことが、
たくさんあります。
もっとたくさんの企業がワークライフバランス化に向けて
動き出せるような法案であればなぁ・・・。
なんて思ったり・・・。
でも、これで諦めるようなフローレンスではありません!!
先週話したように、婚約間近の社員や結婚&妊娠した社員、
代表も2年以内に育休取る宣言もしております。
(・・・ちょっとだけドキドキします。笑)
次世代法にチャレンジするなら今しかないっ!!
中小企業は認定取得に関しては任意という位置づけになっています。
だからこそ、ワークライフバランス化を目指している私達が先頭を切って
取得を目指すことでより多くの企業のワークライフバランス化に
勇気を与えたいと思います!!
HRメンバー一同、次世代法の認定に向けて、そしてその施策が
よりフローレンスのワークライフバランス化を促進している未来を目指して頑張ります!!
次世代法については、進捗次第、またご報告できればと思いますので
みなさん次回もどうぞお楽しみに!!
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当記事は、NPO法人フローレンス 代表理事駒崎弘樹の個人的な著述です。
病児保育で困っている、サービスを希望するという方は、こちらのフローレンス本体のページ から、お申し込み下さい。
フローレンスへのインターンを希望される学生は、NPO法人ETIC.の細田さん宛にご連絡頂ければと思います。
フローレンスの現在の求人は
・ワークライフバランスコンサルティング業務に2人
・経理体制を一緒に構築してくれる人を1人
・広報によって「両立なんて当たり前」な世論を創って
いってくれる人を1人
ですので、ご興味ある方はこちらからお申し込みください。
いつもご支援頂き、誠にありがとうございます。
これからもどうぞ宜しくお願い致します。
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ありがとうございます!
応援してくださってありがたいです(^^
以前からこちらをときどき覗いております。
パラメディカルな仕事をする者です。
わたしは2回の出産で1回ずつ、1年間の育児休業を頂きました。
1年間の育児休業の道を先輩方が確立してくださった後なので遠慮なく(いや、自分の代替職員不在のための遠慮はありましたが)
有意義な1年間を過ごすことができました。
子育ての経験は 女性を成長させる。
そして、どんな職種であっても、その経験は職業人としての成長にもつながると思います。
数年前に、育児休業を3年間まで取得できる制度もできましたが それよりは 1年間の育児休業を広く定着させることに力を入れてほしいなあ、なんて思います。
子どもの預け先つながりでできたママ友、
今もお子様は未就学年齢ですが
「子どもを生んでも働くのは私が初めてなんです(この方は産後56日で復帰)」
「育児休業をとるのは私が初めてなんです」
て方もざらにいます。
“職場復帰して、子持ちであることを同僚から配慮してもらえるか”
とたずねると、
むしろ第1号の気負いのほうが強く
「『子持ちの私もこんなにがんばってるんだから、あなたたちもがんばって』という気持ちで働いている」
というこたえがかえってきたりします。
私も 育児休業の大切さを知っているとともに
“そのぶんの業務量のしわ寄せを喰らう経験”も味わっており
ライフ・ワーク・バランスを
本当にバランスよく進めるためには
雇用形態の整備からなんだなあ、とつくづく思います。
あと、
育児休業を取得するのは
権利でもあるけれど 取得する人間は感謝を忘れてはいけないってところかな。
「子育てしてる人は仕事に戻るともっと使える人になる。ほんの数年間のサポートがあれば大丈夫だから、会社ぐるみで応援しよう」
っていう社会になってほしいと
本当に思います。
フローレンスさんは
内側からも先駆者になれる組織だと思いますよ。
ありがとうございます!とっても励まされました。
「育児休業3年よりも、1年をしっかり普及して」というのは仰る通りです。3年取ると完全に浦島状態になってしまうのは避けられないので、1年復帰後にグラデーション的に仕事量を増やしていくやり方を僕もコンサル先の企業様には提案しています。
子育ては女性を成長させますし、男性も成長させると思います。そういったイベントを「機会」として認識できるような社会にしていきたいですね。
まだまだ逆風は強いですが、頑張っていきたいと思います!!