2012年12月31日

今年の個人的10大ニュース


今年も振り返ってみました。



10位 フローレンスの病児保育、横浜全土をカバー(http://p.tl/mBUH-)+東京都市部(三鷹・狛江・武蔵野市)に進出(http://p.tl/Z-_m-)ということで絶賛エリア拡大
 病児保育がなくて困っている方々のもとへ、コツコツ頑張ってサービスエリアを拡大しました。来年は、千葉・埼玉を重点的に広げられたら、と思います。


9位 休眠口座が流行語大賞にノミネート(http://p.tl/3vZ6-
 有志のメンバーで仕掛けている、休眠口座プロジェクト。なんと流行語大賞にノミネートされました。ご協力下さったマス・ネットメディアの皆さんありがとうございました。多くの国民の皆さんが、休眠口座問題を知ることができました。大賞はスギちゃんに負けて取れませんでしたが、本望です。


8位 病児保育現場に往診を行う新サービスを開始しました(http://p.tl/yo8l-
 おそらく世界初の取り組みですが、病児保育の現場に子育て中の往診医が赴き、処置をするというスキームを始めました。これによって、病児保育の安全性が向上し、子どもの治りが早まる効果が得られました。今月からは、インフルエンザの検査もできるようになりました。これらの結果、利用会員の皆さんからもご好評頂いています。
 今後は本スキームを更に進化させ、病児保育の新領域を切り開いていきたいと思います。


7位 日本で8番目に働きがいのある会社に選ばれました。NPO法人としては初の受賞(http://p.tl/jQHD-
「大きい会社よりも、良い会社」になりたいと思っている我々としては、こうした目に見える形で評価されるのはすごく嬉しいです。しかし、8位に甘んじてはなりません。NPOが働きがいのある会社ランキングで1位をかっさらうまで、我々の職場改善は続きます。

6位 全国初、公務員宿舎にNPO運営型小規模保育を開園(http://p.tl/vhnH-)したり、おうち保育園が家庭科の教科書に掲載(http://p.tl/1dKv-)と、おうち保育園ががっつり成果を出しました
 小規模保育を展開することで、待機児童に悩む家庭を助けています。最初の園を開園してから、2年で9園をオープンしました。先日、知人の経営者の方から「実はうちの子がおうち保育園にお世話になることになりました」と言われた時は、なんだか不思議な気分になりました。

5位 (財)日本病児保育協会を立ちあげました(http://p.tl/wmpS-
 フローレンスが2003年に立ち上がってから、徐々に病児保育という言葉もメジャーになり、参入する企業も増え、訪問型病児保育が国策化したりと、少しずつですが社会のインフラ化していきました。次に、病児保育が真の社会インフラになっていくのを後押ししようと、病児保育の担い手を養成していこうと思います。病児保育を学びたい、スキルアップしたい、職業にしたいという方々のために、ノウハウを提供し、資格認定していくことで、全国に病児保育が広がっていくのを助けていこうと思います。


4位 ふくしまインドアパーク南相馬園をオープンしました(http://p.tl/zPoW-
 昨年オープンした郡山園に続き、福島の子どもたちのための屋内公園2園目。地元の保育園の副園長さんが誘致に動いて下さり、親御さんたちへのアンケートや集会を経て、どんな園にするかというところから、住民の皆さんと一緒になって創っていった園です。
その後、地元の方々が徐々に立ち上がり、付近の屋外公園を除染して復活させたり、様々なイベントが催されたりと、住民主導の復興が南相馬では起きています。
 公園の2階には学習室も設けて、中学生以上の子どもたちが勉強しながら質問も出来る環境も整えています。子どもたちの笑い顔も、勉強で真剣な表情も、たくさんの良い顔が見られる園にしていきたいと思います。

3位 休眠口座の活用が政府決定(http://p.tl/k1Ie-
 2010年からプロボノリサーチャーの強力のもと調査・政策提言をしてきたものが、ようやく閣議決定されました。毎年800億円発生する休眠口座を活用した、新たなセーフティーネットの創設案です。
 しかし、政権交代が起きたため、今後自民党が本案を継続的に実行してくれるか、まだ分かりません。世論を盛り上げ、自民党の政治家の皆さんに動いて頂けるよう、来年も粉骨砕身したいと思います。


2位 子ども子育て支援法にて「小規模保育」が制度化(http://p.tl/UC7a-)。それを受けて日本初「全国小規模保育協議会」を設立(http://p.tl/ITsF-
 おうち保育園で実際にモデルケースを実行し、それを政策決定者に提案し、国策化する、という当初描いたシナリオが、綺麗に現実化しました。これで待機児童対策の強力なツールを生み出すことができました。後は多数の事業者に参入してもらい、実際に待機児童問題を解決していくのみです。健全な参入と広がりを促すために、全国小規模保育協議会を創りました。質の高い小規模保育が、圧倒的なスピードで広がり、待機児童問題を解決し、子どもたちの育ちを支える、というのが次のシナリオです。


1位 第二子を授かりました(http://p.tl/5cTR-
 感無量であります。そして今現在、夜泣きで2時間ごとに起こされます(涙 この子が大きくなった時に、少しでも良い日本であるように、来年も頑張りたいと思います。

皆様、今年も大変お世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

追記
同率8位で「認定NPO法人になりました!ご寄付が税額控除の対象に」(http://p.tl/FYmF-)もありました。自分が法改正に関わった案件なので、これもまた非常に嬉しいです。


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当記事はNPO法人フローレンス代表理事 駒崎弘樹の個人的な著述です。

病児保育(病児シッター)が必要だ、という方はフローレンス本体のページを御覧ください。

病児保育を仕事にしたい、という人は病児保育スタッフ採用情報へ。

我が子が待機児童になってしまって困っている方は、小規模保育所である「おうち保育園」でお預かりができるかも知れません。なお、おうち保育園で少人数保育をしたい!という保育士・幼稚園教諭の方は「おしらせ」内の採用情報を御覧ください。

フローレンスの病児保育サービスエリアは東京23区の足立区/板橋区/江戸川区/江東区/品川区/渋谷区/新宿区/杉並区/墨田区/台東区/中央区/千代田区/豊島 区/中野区/文京区/港区/目黒区/荒川区/大田区/世田谷区/葛飾区/北区/練馬区 に加えて、千葉県浦安市・市川市・神奈川県川崎市・横浜市です。

ひとり親への超安価な病児保育サービス「ひとり親パック」に共鳴し、寄付をして下さる!という方は、下記のフォームでお申し込みください。
http://www.florence.or.jp/corp/fr/fundraiser/

被災地の中高生向け学習支援「希望のゼミ」に共感し、寄付をして下さる!という方は、フォームからお申し込みください。

外で遊べない福島の子どもたちに屋内公園を提供する「ふくしまインドアパーク」に寄付したい!という方は、パークサポーター説明ページからお申し込み下さい。

ワーク・ライフ・バランスや男女共同参画、ソーシャルビジネスについての講演を依頼されたい企業、自治体、メディアの方々は↓からお申し込み下さい。
http://www.florence.or.jp/inquiry/form1/ask_kouen.htm

フローレンスへのインターンを希望される学生は、NPO法人ETIC.の細田さん宛にご連絡頂ければと思います。
http://www.etic.jp/

駒崎が提案する、預金者の権利を守りながら、休眠口座を被災地・貧困支援に活用する案については、ここをご覧下さい。

小規模保育所を立ちあげたい、という方は全国小規模保育協議会までご連絡頂けたらと思います。

病児保育について学びたい、という方は(財)日本病児保育協会の研修にご参加下さい。

いつもご支援頂き、誠にありがとうございます。
これからもどうぞ宜しくお願い致します。

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posted by 駒崎弘樹 at 09:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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