2012年09月15日

母が振り込め詐欺にあいかけた件について


まさか身内のところに掛かってくるなんて。

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結果として被害には合わずに済んだのですが、皆さんも気をつけて頂きたいと思い、ケーススタディとして共有します。

【状況】
・実家の固定電話に区役所を名乗る人から電話。「江東区役所保険課の◎◎です。駒崎さんに納め過ぎの医療費の返還についてのお知らせです。7月末までで返還期限が終了していまして、所管が社会保険庁に移管されています。今から申し上げる番号にかけて頂き、返還請求を行なって下さい。なお、本日が最終期限になります。登録番号は9550000です」
・「社会保険庁」とされた番号は、0120−565-350というフリーダイヤル
・そのフリーダイヤルに電話すると、「はい、社会保険庁◎◎課の木村です。還付金のお振込みを致します。銀行口座番号と生年月日を教えて下さい。」と聞かれ、母は教える。
・「振込エラーがあった時のため、念のため他の銀行口座を教えて下さい。」と聞かれ、教える
・「では、10分後に振り込みます。お住まいのお近くにATMはありますか?」と聞かれ、あると答える。
・「では、受け取り間違いがあってはいけませんので、そちらのATMに私も伺います。通帳と携帯電話をお持ちください。10分後にお越し下さい。」と言われる。
・母はさすがにおかしいと思い、父に電話。「そりゃどう考えても詐欺だろ」と言われ、預け先のメガバンクに行って引き落としがないか確認。引き落としはなく「通帳とキャッシュカードが無事なら、引き落とされることはない。」と言われる。念のため口座を止めてほしいというが、「印鑑がないと口座解約はできない」と対応。とりあえず預金全額をおろし、週明けに口座を解約・新設する予定。警察には連絡済み。
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ということでした。

【原因】
これだけ振り込め詐欺・還付金詐欺という言葉が広がり、いくらなんでも引っかからないだろと思っていたので、母になぜ銀行口座番号を教えてしまったのか聞くと、
まさか自分に詐欺団から電話が来るとは思っていなかった
・興味も現実感もなかったので振り込め詐欺の手法など詳しく勉強していなかった
・今日が期限と言われ焦った
ということでした。

【反省点】
今回のケースで、自分としても非常に反省があります。それは
・身内のような近しい関係の人に振り込め詐欺は掛かってこないだろうという慢心
・かかってきても、さすがに引っかかりはしないだろう、という見積もりの甘さ
です。

【対策】
高齢者の親世代を狙った卑怯な犯罪は、今後超高齢社会になっていく日本ではおそらく増加していくことでしょう。その中で親達を守るには、自分達の世代は何をしなくてはいけないのでしょうか。

まずはこうした犯罪を自分ごととして捉えることです。かつての僕のように、無根拠に「多分大丈夫だろ」と思い込むのは、リスクを高めるだけの行動です。

そして、もの分かりの良いタイプの親であれば、警察等から配られる啓発雑誌など、目を通してくれるかもしれません。

うちの親のようにパンフレット等読みそうもない親には、会話の中で「最近こういう詐欺が流行っていてね、還付金とかATMとかそういうこと言われたら、すぐ電話切ってね」等、伝えてあげることでしょう。「小うるさい子どもだなぁ・・・」と思っても、話の5%くらいはインプットされて、四半期に1回くらい定期的に伝えてあげると、記憶が一部定着するのではないかと思います。(僕はこれを仕組み化して実行しようと思います。)

この記事をお読みの皆さんには、ぜひ肉親に声掛けして頂き、更なる被害を防いでいってもらいたいと思います。みんなが賢く対策を取り、振り込め詐欺を「割に合わないビジネス」にさせていきましょう。


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当記事はNPO法人フローレンス代表理事 駒崎弘樹の個人的な著述です。

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いつもご支援頂き、誠にありがとうございます。
これからもどうぞ宜しくお願い致します。

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posted by 駒崎弘樹 at 18:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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