2012年08月17日

「子ども子育て支援法後の保育の世界」 について業界関係者と議論します


政策に文句つけるだけではなく、保育業界から「ではどうあるべきか」をビジョンとして提示すること。


僕はそれが何よりも重要だと思います。

既存の保育業界団体の中には、政府案に対して「保育が壊される」「子どもの育ちが危ない」等情緒的な反応を繰り返し続け、署名運動とFAX攻撃で反対する、ということばかりをするところもありました。

しかし、一方で待機児童問題や財政逼迫の中でどのように保育の質を高めていくか、そもそも求められる教育が変わりつつある中で、保育はどのように変わっていくべきか、というようなことに対する答えを、生産的に議論するような場もありませんでした。

僕はこうした「任せっぱなしで文句を言う」精神性を変えていきたいと思います。保育というのは、人格や他者への無条件の信頼感、感情や情熱の基盤を創ることを助ける、非常に重要な営みです。自ら主体的にビジョンを生み出そうとしない大人たちが、子どもたちに社会に相対する主体性を教えられるでしょうか。

これまであまり業界の方々と積極的に議論していくことはしていませんでしたが、そろそろ保育に関する前向きな議論をしていく場を、ちょっとずつ作っていけたら、と思っています。
(ただし情緒論に回収するだけの人でなく、社会保障の観点から冷静に議論できる人に限りたいですが。)

というわけで、パネラーに呼んで頂いたので、8月23日に下記イベントに参加してきます。興味がある方はぜひ。
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今後の保育に関するパネルディスカッション
日時:平成24年8月23日(木)17時半開場・18時開演
開場:品川区立中小企業センター2階大講習室
主催:NPO法人子育て品川
パネラー:
 ・遊育代表 吉田正幸氏
 ・前品川区立二葉幼稚園園長 大竹節子氏
 ・こども教育宝仙大学学長 池田祥子氏
 ・NPO法人フローレンス代表理事 駒崎弘樹

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当記事はNPO法人フローレンス代表理事 駒崎弘樹の個人的な著述です。

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フローレンスの病児保育サービスエリアは東京23区の足立区/板橋区/江戸川区/江東区/品川区/渋谷区/新宿区/杉並区/墨田区/台東区/中央区/千代田区/豊島 区/中野区/文京区/港区/目黒区/荒川区/大田区/世田谷区/葛飾区/北区/練馬区 に加えて、千葉県浦安市・市川市・神奈川県川崎市・横浜市です。

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http://www.etic.jp/

駒崎が提案する、預金者の権利を守りながら、休眠口座を被災地・貧困支援に活用する案については、ここをご覧下さい。

いつもご支援頂き、誠にありがとうございます。
これからもどうぞ宜しくお願い致します。

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posted by 駒崎弘樹 at 21:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | 宣伝・イベント告知 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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