2006年06月06日

【宣伝】僕の元ルームメイトの公演が7月にあります

yurei-omote

品川区の大崎で、大学時代の友人3人で住んでいたことがある。大学時代に一緒に映画を作っていた仲間たちだ。

彼ら二人のうち一人は、大手広告代理店を辞めて、インダストリアルデザイナーを目指して留学準備をしていて、 もう一人はCM制作会社を辞めて劇団を立ち上げた。

僕と言えば当時は病児保育のサービスの立ち上げのために、副業で食い繋ぎつつ、組織を創り、地域を回り、人を集めていた。

どうやったら女の子を自分の部屋に連れてこれるのか、なんてバカな話を僕たちはたくさんしながらも、 どうやって人生を切り開いていけるのか不安で一杯だった。それでも走り続けるしかないような状況で、 となりの部屋のやつがどんな勝負を自分の人生に仕掛けていっているのかを、楽しみと焦りがないまぜになったような気持で眺めていた。

既に僕は大崎を離れ、珍しい病児保育の事業を立ち上げ、一人は海外の有名大学に合格し、来月から4年も日本を離れて修行の旅にでる。 そしてもう一人が立ち上げた劇団は続いていて、新しい作品を生みだし続け、劇団の俳優たちはテレビなどにも出演するようになっている。

個人的に正直に言うと、彼の作品は大傑作なんかではないと思っている。感動で打ち震えるものでもないし、 涙が止まらない素晴らしさがあるわけでもない。しかし僕は彼の「しつこさ」を心から尊敬している。

決して格好良い言葉ではない。しつこく、自分の作品を練り続ける。出し続ける。叩かれ続ける。反省し続ける。再度立ち上がり続ける。 そういった営みを、魂をこめて「しつこく」続けていくことの、いかに勇気がいることか。リスクをかけて何かを追う人間には、分かるだろう。 彼の強さが。

芝居の好きな方、普段とは違う世界を見たい方、彼に興味がある方、何でも良いが、下記をご覧あれ。

 

鈴木厚人です。

来る7月21日から、演劇の公演をやります。
いよいよ、新宿でやることにしました。
少しずつ、評判も上がってきて、
特に、日曜日の昼の回が、一ヶ月前にして、
売り切れそうな気配です。
あと、日にちは決まってないですが、
ゴスペラーズの北山さんも観に来ます!

今回は、
死んじゃった親友が、幽霊になって、戻ってくる話です。
ただ、その親友は、生前、大の「写真」嫌いで、
彼の顔が写ってる「写真」が一枚も残っていません。

彼の家族、恋人、友人は、
彼のことを今でも大切に思っています。
ただ、彼の顔が写ってる写真が、
一枚も残っていない状況で、
その顔を本当に忘れないでいられたのでしょうか?

人間の忘れっぽさをテーマにした喜劇です。
ほんとにおもろいです!!
是非、観に来てください!!

で、日曜日の昼の回が、売り切れそうな気配なので、
もし、日曜日の昼の回に来たいという方は、
お早めに、ご連絡下さい!!
なお、チラシをご希望の方には、郵送でお送りします。

_______________________

◇劇団印象 -indian elephant-◇
◆第6回公演 友霊(ゆうれい)◆

【チケットの予約はこちらから!】
http://www.inzou.com/ticket/index.html

記憶ほど不確かなものはない。
今日噛んだガムの味なんかすぐ忘れるし、
昨日飲んだ緑茶の香りがどんなだったか、覚えてる人は少ない。
いつか見た映画、聞いた音楽、撫でた女の子の髪、
五日と言わず、三日で忘れていく。

そんな忘れぽっさを補うために、僕らは、パチッと写真に撮る。
プリクラ、デジカメ、写メール。
ちょっとした思い出も、「名前をつけて保存」する。
記録が記憶を補完する。テクノロジーの進歩だ。

でもね、と思う。
もし、写真に撮られず、だから、記録に残されず、
データにも保存されない思い出があった時、
それは、どうなるのだろう?

たとえば、親友が死んだら、
その親友が、大の写真嫌いで、生前の写真が一枚もなかったら、
僕らはその顔を忘れないでいられるだろうか?

数年前に交通事故で死んだ、さびしがりやの青年が、
幽霊になって戻ってくる。
青年の家族、恋人、友人は、彼のことを今でも大切に思ってるのに、
誰も彼の顔だけは覚えてない。
彼の身長、体重、スリーサイズは覚えてるのに、
顔だけは覚えてない。
そんな、悲しい喜劇を書いてみた。


【作・演出】鈴木厚人
【出演】 加藤慎吾/片方良子/きたのあやこ/篠原有加

【日時】2006年 7/21(金)〜7/23(日) 全5公演
【会場】新宿・タイニイアリス(新宿三丁目駅から徒歩5分)
【料金】前売1800円・当日2200円(全席自由席)
【開演時間】

 7/21(金)=7:30PM
 7/22(土)=2:00PM/6:00PM
 7/23(日)=2:00PM/6:00PM

※受付開始は開演の45分前、開場は開演の30分前となります。

≪お問合せ≫
Tel:090-1611-0880/Fax:020-4623-0365
E-mail:info@inzou.com HP: http://www.inzou.com/

posted by 駒崎弘樹 at 20:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 宣伝・イベント告知 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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