2010年12月10日

【大手小町】苦手な料理とイノベーション(後半)

「正統的周辺参加」とは以下のような理論である。

アフリカの仕立屋は徒弟制なのだが、新人は衣服の作製工程の「一番最後の部分」(ボタンつけ等、簡易な作業)から経験していき、熟練していくにつれ、どんどん最初の方の作業工程(重要な作業)に遡って仕事を覚えていく、というものである。これを現代の企業の営業で例えると、新人には先輩がほとんど決めた案件の、最後の契約書のハンコ押しの部分からやらせていって、徐々にクロージング、プレゼン、アポ取り、と遡らせて仕事を覚えさせる方が、人材育成としては効果的だ、という理論だ。(しばしばアポ取りからやらせる企業が多いが。)
この研究は、最後の工程から行うことによって、作業の全体像を頭の中で描けるのと、達成感を味わえることが人材育成には重要な決め手になってくる、という示唆を与えてくれている。

まさに図らずも料理においても、この「正統的周辺参加」的な経験を自らが体験し、効果を得たのだった。

そして閃いた。仕事で有効な理論は、家事にも有効なのでは!? 仕事も家事も、マネジメントという意味では一緒だ。対象が会社か家かの違いなだけだ。ならば、仕事を愛せる男性は、家事をも愛せる可能性を秘めているのではないだろうか・・・!

では、世の男性の多くが家事を忌み嫌うのは何故だろうか?それは仕事と違い、家事にはゴール(目標)がないからではないだろうか。常に発展し拡大し、夢を追える仕事と違い、家事は延々と続く、穴を掘って埋める作業のようなもの、と認識しているからではなかろうか。

ならば家事にもゴール(目標)を設定すれば良いのだ。例えば「掃除の生産性を2倍にする」であるとか「料理のレパートリーを昨月比40%増させる」とかである。
このメソッドを確立すれば、日本の男性の家事への苦手意識を克服することが可能になるやもしれぬ!

と一人で盛り上がっていたところ、鍋が吹きこぼれた。
日本の男性の前に、まずは自分が料理をできるようになるが先決なのは、言うまでもない。

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posted by 駒崎弘樹 at 11:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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