2010年01月11日

1月24日〜30日まで海外出張です


というわけで、この期間中はメールの返信等遅れますのでご容赦下さい。


1月24日日本発
1月25日〜26日 イギリス
27日〜30日 韓国

という日程です。

今回はイギリス、韓国共に社会的企業を下支えする法人格があり、その実態調査を行ってこようと思っています。

イギリスではCIC(Community Interest Company:地域益会社)という名前で、イノベーション省が管轄しています。

日本を参考にしてNPO法を成立させた韓国は、今度は日本に先駆けて07年に「社会的企業育成法」を成立させ、社会的企業認証をスタートさせました。

我々、社会事業に携わる実務家側から新しい法人制度を提起するためには、先行する諸外国の事例の良いところ、悪いところをきちんと把握して、いいとこどりしないといけません。

今回はイギリスは内閣府の方が、韓国は経済産業省の方とご一緒させて頂き、政策の細部のレベルの話ができることを期待しています。

知りえたことは報告書、だとスピードが遅いので、blogやtwitterで報告させて頂けたらと思っています。

______________________

当記事はNPO法人フローレンス代表理事 駒崎弘樹の個人的な著述です。
PCサイト http://www.florence.or.jp/
携帯サイト http://www.florence.or.jp/m/index.htm

病児保育で困っている、サービスを希望するという方は、
こちらのフローレンス本体のページから、お申し込み下さい。http://www.florence.or.jp/

フローレンスのサービスエリアは東京23区の足立区/板橋区/江戸川区/江東区/品川区/渋谷区/新宿区/杉並区/墨田区/台東区/中央区/千代田区/豊島区/中野区/文京区/港区/目黒区/荒川区/大田区/世田谷区/葛飾区/北区/練馬区 に加えて、千葉県浦安市です。

ひとり親への超安価な病児保育サービス「ひとり親パック」に共鳴し、寄付を
して下さる!という方は、下記のフォームでお申し込みください。
http://www.florence.or.jp/corp/fr/fundraiser/


ワークライフバランスや男女共同参画、ソーシャルビジネスについての
講演を依頼されたい企業、自治体、メディアの方々は
↓からお申し込み下さい。
http://www.florence.or.jp/inquiry/form1/ask_kouen.htm


フローレンスへのインターンを希望される学生は、
NPO法人ETIC.の細田さん宛にご連絡頂ければと思います。
http://www.etic.or.jp/


いつもご支援頂き、誠にありがとうございます。
これからもどうぞ宜しくお願い致します。
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posted by 駒崎弘樹 at 20:13 | Comment(4) | TrackBack(0) | 業務日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。中川雅世と申します。
現在、神戸市にある神戸学院大学栄養学部の3回生で、今年の4月から4回生になります。

今日、駒崎さんの書かれた「社会を変える」を仕事にするを読ませていただきました。

そしてすごく感動したのと同時に自分も社会を変えるようなことを仕事にしたいと改めて強く感じました。
私が社会起業家について初めて知ったのは1年前に読んだ渡邊奈々さんの「チェンジメーカーU」がきっかけでした。
私はチェンジメーカーUを読む前までずっと「成功」に関する本をたくさん読みました。そして成功って何だろうとずっと考えているような大学生でした。
そして、縁あってついにチェンジメーカーUにめぐり合い、大変な衝撃を受けました。

かっこいい!!カッコよすぎる!!こんな人たちが世界にも日本にもいたなんて!!そんな感じでした。そして、自分が成功して豊かになるよりみんなで幸せになって精神的にも経済的にも豊かにできる、自分もそのような仕事をしたい。と考えるようになったのです。

その頃、栄養のことばかりを学んでいる私が、教育関係の学部に通っている学生と友達になったのです。
そして教育のことなどにういて話をしているときに、気付いたのです。

いままで教育を受けてきたけれども、誰一人として自分の好きなことを仕事にする方法を教えてくれた人間はいない。これってなんかおかしくない?すごい違和感だ。そう感じました。

誰かが「日本という国の教育って塗り絵と同じだよね。」と言いました「どういうこと?・・・あ。正しい色を枠にはめるのが正解。っていうことかな?」「正解。」「だから柔軟性がないってことか。枠からはみ出したらいけない。そんな教育なのか。」

そして今の教育体制っていうのはなんというか。新しいことを始めようとするときにどうしたらいいのか、ということについて学ぶことができなかったり、みんなと前に倣えしてる、そこからはみ出したらいけない。そんな意識を生まれさすそんな教育なんだ。主体性がないんだ。

そんな風にずっともどかしく感じていました。
そんなことをずっと考えていた時、所属している学生団体の友人から駒崎さんの本を紹介してもらったのです。

こんな素敵な考えと行動力を持っている大人が日本にたくさん増えれば日本は少しずつ変わるかも知れない。
そんな風に強く強く感じ、いてもたってもいられなくてメールさせていたいただいた次第です。

そしてどこにメールすればいいのかわからなかったためブログのコメント欄に書かせていただきました。

私は今年の1月に学生団体BLUE MORPHOをつくりました。人身売買や性風俗に関しての社会問題について取り組もうとしています。
これを事業化しようとしているわけではまだないですが、とにかく一度活動してみて社会を変えたいと感じる学生と連携を図ったり、社会起業家についての認識を学生の中で広めれるように活動していきます。

駒崎さんの本を読みさらに活動を頑張ろうと勇気が出てきました。

なんだか、熱くなりすぎて文章が支離滅裂でごめんなさい。
長くなりましたが、とにかく駒崎さんへ感謝の気持ちを伝えたかったんです。長文失礼いたしました。
ありがとうございました。

神戸学院大学栄養学部
中川雅世



Posted by 中川雅世 at 2010年01月12日 01:31
>中川さん

中川さんのような若い方に拙著を読んで頂けてとっても嬉しいです。
そして少しでも世の中に前向きなことをされようと実際に行動をされているのは、本当に素晴らしいと思います。
ぜひその姿勢を忘れず、行動して続けて下さいね。
また、弊社では学生インターンも募集しています。もし更に深く社会に対して貢献したい、と思われたらいつでもご応募下さいませ。
熱いコメント、本当に嬉しかったです。このコメントを励みにして、僕も僕の仕事を精一杯頑張りたいと思います。

これからも宜しくお願いします!
Posted by 駒崎弘樹 at 2010年01月13日 14:59
CICや韓国の社会的企業の制度には私も注目しています。ご存知かもしれませんが、他にはアメリカのL3Cや、B Corporationも興味深い事例だと思います。知る限りでは、まだまだどこの制度も試行錯誤といったところかと。

ともあれ、現地からのご報告楽しみにしています。特に、

- 誰がどういう基準で社会的意義を担保するシステムになっているか
- その制度を使うことで事業者にはどのような実質的なメリットがあるか
- そのメリットを提供する原資はどこから出ていて、それは有権者の納得を得られるものか
- その制度は新たな利権を生む危険を孕む構造になっていないか

といった点に留意して、突っ込んだ議論を期待しています。
Posted by cloudgrabber at 2010年01月13日 21:02
>cloudgrabberさん

アメリカのLow-profit Limited liabilty company(L3C)について情報提供ありがとうございました。
僕達が構想しているのにL3Cはすごく近いと思います。「L3C+寄付控除」という感じですね。

また、イギリスのCICですが寄付控除等ないので、まだ2000程度で利権を生むような魅力が良い意味でもない、という状況っぽいです。イギリスの社会的企業は55000と言われているので、むしろ「なぜ伸びないか」を聞いた方が良いかも知れません。
(まだ日が浅いということもありますが。)

韓国では人件費なども政府が補助したりするので、より政府よりな仕組みで、これを直接日本で行うのは「新しい公共」の理念に反してしまうかな、と思いますので、おもに第三者認証の実行プロセスについて詳細を詰められたらな、と思います。

またL3Cに関する情報が入ったらぜひ教えて下さいませ!

Posted by 駒崎弘樹 at 2010年01月14日 14:57
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