"No free lunch"という言葉が経済学にはある。世の中にタダ飯はないよ、という意味。でも、僕たちは常にタダ飯に助けられている。一人親の方々に安価に病児保育を提供しようと、継続的に寄付をして下さる「サポート隊員」の方々の力を借りている。僕たちは彼らに何も提供しておらず、彼らが継続的に一方的にお金を下さる。
お金を下さるだけじゃない人もいる。サポート隊員の國分佑太さんは、「フローレンスを利用する働く親御さんのために」歌を創って下さった。
自分にはこれくらいしかできないけれど、でもできることがしたいと思います。
自分で曲を作っていて「こういう風に自分も思ってもらっていたんだな」と、
両親に対して感謝の気持ちを抱きました。
今度は僕たちが子供達にその思いを伝える番なんですよね。
そんな風に言ってくれる國分さん。
では國分さんは特別に聖人君子なのか、というとそうじゃない。(何て言うと失礼だけども 笑)フローレンスの忘年会では大いに飲んで、2次会の「野郎だけカラオケ」ではペニシリン(懐かし!)をビジュアル声で熱唱して馬鹿笑いする、フツーの若者だ。
しかしフツーの若者が寄付をしたり、歌を創ってくれたり、働きながらNPOに関わったり、そういうことがもし「普通」になりつつあるのだとしたら、なんて嬉しいことだろう。
NPOは偽善。社会貢献なんて大金持ちになってからやれ。仕事しながらプロボノしたいなんて、仕事に対する向上心がない。エトセトラ。色々言われるけれど、そんなことが「今時何いってんの」っていうくらいフツーになることを、僕はひそかに期待している。
いや、彼を見ていると、そういう時代がもうすぐそこに来ているのを、繋いだ手の体温のように感じるのだ。ええ、普通に。
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当記事はNPO法人フローレンス代表理事 駒崎弘樹の個人的な著述です。
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そして、このような曲を創ってくださるなんて本当に素敵な方ですね。
私は普通の会社員であり、フレーレンス寄付会員の一員でもありますが、少しずつの善意が大きな力になっていくのだと確信しています。
「大金持ち」には程遠い私ではありますが(笑)、できることを少しずつ、社会に還元して、みなさんと良い社会を創って行きたいと思います!
ありがとうございます!tkさんのような方々が僕達を支えて下さっています。
共に社会を変える営みを行っていきましょうね!今後もどうぞ宜しくお願い致します!!
子育てしている方々にぜひ聞いていただきたいので、
機会があれば利用会員の人達の前でも歌わせていただければと思います。
それにしてもこの前のカラオケは最高でしたね 笑
来年もよろしくお願いいたします!