2009年12月21日

大阪に病児保育上陸!フローレンスのノウハウを各地へ

大阪の働くパパママの力になりたい。

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その志を持って高亜希がフローレンスの門を叩いてくれたのが、1年半前でした。高は大阪で生まれ育ち、リクルートやJTBで働く中で、同世代の女性たちが大変苦労して子育てをし、優秀だった女性たちが次々に辞めていってしまう様を目の当たりにしました。

何とかしたい、と思っても自分には社会起業のスキルもノウハウもない。そんな時に彼女が考えたのが、東京のフローレンスで修業しよう、ということでした。そんな熱気に最初は戸惑いましたが、雑巾がけでも何でもします、という彼女のひたむきさに打たれ、社会起業するという条件の1年間の契約社員として入社してもらいました。

彼女はフローレンスにおいて、ものすごく泥臭い実務で懸命に手を動かしながら、様々なノウハウを身に着けていったのでした。

そして念願叶って、彼女の故郷大阪で「ノーベル」というNPOを立ち上げ、フローレンス型病児保育を立ち上げたのでした。

フローレンスは、ノーベルから特にフランチャイズフィーも、ライセンス料も貰ってはいません。グループ会社でもないです。高さんが勝手に社会起業することを、おぉ、がんばれがんばれ、と声援を送り、知りたいノウハウは無償で持っていってもらっているだけです。

僕たちNPO/社会的企業にとっては、これは合理的です。もし自分たちが支店を出したとしたら、自分たちの組織の図体はでかくなります。労働集約性の強い保育事業はスケールメリットは効きません。手厚くハートフルな事業を行うには、むしろ規模は一定程度にしておいた方が良い。小回りがきき、スピード感のある経営を実現するためにも、自分たちで「持たない」ということがとても大切になります。

さて、一方で「病児保育を当たり前の社会インフラにして、子育てと仕事の両立が当たり前の社会を創る」というミッションを達成するには、点から面に事業を展開させていかなくてはいけません。
そこで、同志達が次々に各地域で立ち上がってくれ、その地域で病児保育を提供し、地域の困っている人を助けていってくれれば、自社が拡大せずとも、それ以上のスピードで社会問題解決が可能になります。
そのため、フローレンスは自社のノウハウをオープンソース化し、各地域での決起を促していきたいと思っています。

とはいえマニュアル化できるノウハウ以外の部分が非常に大きいため、理念の部分も含めて丁稚奉公的なシステムによって注入し、各地に羽ばたいてもらう、というシステムにすることにしました。

今後もフローレンスは、高さんのような高い志を持った各地の志士達を受け入れていきたいと思います。


また、これをお読みの方で、もしお知り合いに大阪で病児保育を必要とする方がいらっしゃったら、是非ノーベルのことを教えてあげて下さい。立ち上げたばかりなのでまだまだ荒い部分もあろうかと思いますが、彼女は本当にひたむきに頑張っています。

「子育てと仕事の両立なんて、当たり前だ。」
労働人口が待ったなしで減り続ける日本社会を、一刻も早くそうした「両立可能な日本」に変えなくてはいけません。
良かったら、ぜひともノーベルを応援してあげて下さい。


大阪の病児保育・病後児保育のNPO法人「ノーベル」
http://nponobel.jp/

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______________________

当記事はNPO法人フローレンス代表理事 駒崎弘樹の個人的な著述です。
PCサイト http://www.florence.or.jp/
携帯サイト http://www.florence.or.jp/m/index.htm

病児保育で困っている、サービスを希望するという方は、
こちらのフローレンス本体のページから、お申し込み下さい。http://www.florence.or.jp/

フローレンスのサービスエリアは東京23区の足立区/板橋区/江戸川区/江東区/品川区/渋谷区/新宿区/杉並区/墨田区/台東区/中央区/千代田区/豊島区/中野区/文京区/港区/目黒区/荒川区/大田区/世田谷区/葛飾区/北区/練馬区 に加えて、千葉県浦安市です。

ひとり親への超安価な病児保育サービス「ひとり親パック」に共鳴し、寄付を
して下さる!という方は、下記のフォームでお申し込みください。
http://www.florence.or.jp/corp/fr/fundraiser/


ワークライフバランスや男女共同参画、ソーシャルビジネスについての
講演を依頼されたい企業、自治体、メディアの方々は
↓からお申し込み下さい。
http://www.florence.or.jp/inquiry/form1/ask_kouen.htm


フローレンスへのインターンを希望される学生は、
NPO法人ETIC.の細田さん宛にご連絡頂ければと思います。
http://www.etic.or.jp/


いつもご支援頂き、誠にありがとうございます。
これからもどうぞ宜しくお願い致します。
_______________________

posted by 駒崎弘樹 at 11:21 | Comment(5) | TrackBack(0) | 宣伝・イベント告知 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
熊本県の岩越です。
先日は、駒崎さんご不在でしたが、出張ついでに事務所へ寄らせていただきました。失礼しました。
大阪での高さんの取組は、彼女のブログでずっと注目しており、頑張られているなぁ、と感心しております。
是非このチャレンジが実を結ぶよう、応援しています。
Posted by 岩越 泉 at 2009年12月21日 15:41
>岩越さん

先日はご訪問誠にありがとうございました!お土産本当においしかったです!!
応援本当にありがとうございます。ぜひ高を応援してあげて下さい。
大阪で病児保育に困る方々の力に本当になれる事業だと思っています。
宜しくお願いします!
Posted by 駒崎弘樹 at 2009年12月22日 13:28
こんばんは。ダイスケです。
岐阜の講演会で、関西進出のお話を伺いましたが、それがこの「ノーベル」なんですね。設立おめでとうございます。
フローレンスの理念やノウハウを僅か1年で習得された高さんが素晴らしいのはもちろんですが、それ以上に、世の多くの人々に社会起業家の魅力を示した駒崎さんの功績もまた、大変素晴らしいものと思います。
岐阜の田舎から、みなさんのご活躍を応援しています。これからもがんばってください。
Posted by ダイスケ at 2009年12月23日 21:17
フローレンスの取り組みが今後、このような形で全国に広がることを期待します。
本来であれば全国各地で国や自治体が担っていてもおかしくない領域だと思いますが、彼らに期待するのは酷なことであるというのが実態かと思います。
想いのある民間の方々がまずは「できることを見せる」ことが重要な気がします。
社会起業家という呼び名に関しては色々な意見があるかとは思いますが、ある意味マスコミがブーム的に取り上げている感も強いものですので、メディア報道に惑わされることなく、駒崎さんの掲げる理念を基に今後も推進していただければ子を持つ親として嬉しい限りです。
今後の更なるご活躍を祈念しております。http://ameblo.jp/missingmass/
Posted by 原田 光久 at 2009年12月25日 11:07
>原田さん

仰る通り、国にきめ細かい福祉政策を期待するのが難しい時代になって参りました。そこで私達のような「事業によって社会問題を解決する」存在が、新たな公共を担っていかなくてはならないのだと思います。

地道に実績を積み上げ頑張って参りたいと思います。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
Posted by 駒崎弘樹 at 2009年12月25日 17:20
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