フローレンスでの取り扱いが可能になり、保育1回あたり1700円の
割引ができるようになりました!
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以前は「ベビーシッター券」は厚生労働省からベビーシッター協会というところに委託されて運営されていたのですが、「ベビーシッター券」を使うには「ベビーシッター協会(ABA)」に入会せねばならず、「ベビーシッター協会(ABA)」に入会するにはウン十万という入会金を払い、かつ会費も払わなくてはならない、という状態でした。
これでは小さなNPOがベビーシッター券の取り扱いができるはずはありません。一部の企業だけが恩恵を受け、後発、あるいは小さな団体を排除する、典型的な「規制による参入障壁」だったのです。
そこで、そういった無意味な規制を取っ払うために、内閣府の「規制改革会議」にこの話題を、私は提起してみました。「規制改革会議」は各省庁が設けている規制に対して「どうにかして下さい」と言って変革を迫る機関です。
私の拙い説明を理解して下り、「規制改革会議」の職員の方々の頑張りによって、09年度から「ベビーシッター券」の運用は「ベビーシッター協会」から外され「こども未来財団」の所管になりました。「こども未来財団」は審査料を払えば、企業だけでなくNPOでも関係なく審査してくれ、合格すると「ベビーシッター券」の取り扱いができるようになるのです。
「ベビーシッター券」というのは一種の国からの直接補助で、ベビーシッターを使う親御さんの負担を軽減することができます。
取扱事業者の法人は直接金銭的に得をすることはないですが、自分たちを利用して下さる利用者の方々の負担が軽減され、嬉しいな、というわけです。
(もちろん利用しやすくなれば利用人口が増えるので、中長期的なビジネス的にはお得です。)
地域で子育て支援をしているNPOの皆さんにも門戸が開かれました。
子育て支援には保育所だけでなく、多くのベビーシッター企業、NPO、
団体が必要です。そうした団体がどんどんと生まれ、参入し、支援を
欲している人への助けの手が増えることが、少子社会と言われる日本にとっては
非常に大切なことである、と言えるのではないでしょうか?
内閣府規制改革会議の職員の皆さんには、本当に感謝です。一口に官僚と言っても、様々な方々がいるのだ、という当たり前のことを改めて理解させて下さいました。また規制改革会議の委員をされている民間学識経験者の皆さまの英断にも、深く感謝いたします。更に膨大な審査・運用作業をベビーシッター協会(ABA)に代わってがんばられている「こども未来財団」の方々にも、敬意と謝意を表したいと思います。
日本の子育て支援が一歩、そしてまた一歩と、前進していきますように。
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当記事はNPO法人フローレンス代表理事 駒崎弘樹の個人的な著述です。
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これからもどうぞ宜しくお願い致します。
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かなりの朗報です。
ノーベルのブログでも取り上げさせて頂きます!嬉しくって思わずコメントしてしまいました・・・
そうですねー。声をあげていけば、ちゃんと変わるところは変わっていくのだ、ということだと思います。
めげずに何十回でも言っていくべきなんだな、と思いました。