2009年08月24日

世界のシュワブとISLさんが社会起業家オブザイヤーをやるそうです

ビジネスパーソンへのリーダーシップ研修で有名なISLさんのイベントです。

ビジネス業界のソーシャル分野への注目の象徴的なものが、ISLさんの社会起業家育成でしょう。今回は世界の社会起業家支援の代表的なシュワブ財団さんと連携した表彰プログラムです。

一応僕もファイナリストとしてノミネートして頂いていますが、ここに並んでいる方々の中で最もキャリアとしては浅い人間なので、同列に並ぶのもおこがましい、というものでしょう。

僕以外の方々は既に社会的評価もされていらっしゃる方々なので、今後はこうした「成果を出した人をたたえる」プログラムの他に、ETIC.さんのやられているような「これから成果を出すかも、な人を伸ばす」社会起業塾的なものをやってもらえると良いんじゃないかと。

僕も経験上、立ち上げ始めっていうのはとにかくお金もノウハウもないもので、そういう時の支援(ソーシャルビジネスプランコンペ・インキュベートプログラム)は非常に投資対効果が高いものだと思います。額も1団体100〜300万円程度の少額で構いませんので。

先日、ETIC.の集まりに行った時に、これから社会事業を起業したいという若者と話したのですが、「どの程度の粗利率と営業利益率を設定すべきか」「財務シミュレーションとは何か」「種銭をどのように集めるか」等、NPO起業における極めて基礎的かつ実務的な話を聞く機会がほとんどないんだな、ということを知ったので、なおさらそう思います。

そんなわけで、告知でした。とりあえずミーハー駒崎は緒方貞子さんと握手できたら良いな、と思っています。


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■ ISLとシュワブ財団が提携開催する社会起業家の表彰プログラム ■
■   Social Entrepreneur of the Year(SEOY)in Japan    ■
■         9月3日表彰式典のご案内          ■

本日は、私どもNPO法人ISLとスイス・シュワブ財団が提携して開催する
社会起業家の表彰プログラム「Social Entrepreneur of the Year(SEOY)」の
表彰式典の開催につきまして、ご案内を申し上げます。

表彰式典は、9月3日(木)16:45より綱町三井倶楽部にて開催いたします。会場
のキャパシティの都合により、本式典には、SEOYアワード受賞候補者(ファイナ
リスト)、審査委員、国内外からのご招待者にご出席いただく他、限られたお席
数となりますが、一般公募での参加枠を準備させて頂きました。

社会起業家、社会イノベーションといった領域にご関心のあられる方に、ぜひご
出席賜ることができれば誠に嬉しく存じます。詳細につきましては、開催要領を
ご覧くださいませ。

ISLは、昨年12月に社会イノベーションセンターを開設し、社会の課題に対して
革新的な方法論で、持続可能かつ効果的に取り組むリーダー人材を発掘、育成、
支援をする活動を始動させました。この人材"発掘”活動のメインとなりますの
が、卓越した社会起業家を表彰する SEOYプログラムです。

SEOYは、スイス・シュワブ財団が、世界の社会起業家に光をあて、世界的な社会
起業家のネットワーク、並びにその支援のためのプラットフォームを作ることを
目的に、世界25ヶ国で実施しているプログラムです。日本では、ISLが、同財団
と提携し、初めての開催となります。
(詳細については、 http://www.isl.gr.jp/society/seoy.phpをご参照ください)

第1回プログラムにも関わらず、想定を上回る多くの社会起業家にご応募をいた
だき、その中から、厳正な選考を経て、日本を代表する5名の社会起業家がファ
イナリストとして選ばれました。

ファイナリストは、いずれも、現在の日本、世界が抱えている課題、誰もがおか
しいと感じながらも放置されている課題に対して、革新的かつ持続可能かつ効果
的な手法で、自ら挑戦している、まさにリーダーシップを体現されている方々で
す。 9月3日の表彰式典では、限られた時間ではございますが、それぞれの取り組
み、課題や活動に対する想いについて、プレゼンテーションをいただく予定です。

また、式典当日は、審査委員(阿木燿子氏、緒方貞子氏、北城恪太郎氏、笹森清
氏、田坂広志氏、藤原和博氏)に加え、シュワブ財団のヒルデ・シュワブ理事長、
世界的に著名な社会起業家であるマット・フラナリー氏(Kiva CEO・創設者)を
ゲストとしてお迎えし、ビジネス・ノンビジネスの枠を超え、ご参加いただく様
々な領域の方々と共に、日本から世界に向けて、日本の新しい、経済社会システ
ムの在り方、ビジネスの在り方、また今求められるリーダーシップについて考え
るきっかけとして頂けましたら、幸いに存じます。

ご参加ご希望の方は、添付の開催要項をご覧の上、下のリンクより、必要事項を
記入の上、申し込みください。なお、限られた席数となりますため、希望者
多数の場合には、抽選とさせて頂きますことを、予めご了承頂けましたら幸いに
存じます。

皆様のご参加を心より、お待ちしております。
なお、本件についての問い合わせは、ISL事務局 (03-5226-6800,center@isl.gr.jp、
担当:伊藤、相木)までお問い合わせください。

ISL 伊藤健

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【SEOY日本プログラム 表彰式典 お申し込み方法】

下のリンクから、必要事項を記入の上、事務局あてご送信ください。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/134a331458057

【ご参加希望が多数の場合】
式典ご参加への応募につきましては、もしご参加希望を多数いただきました場合には、
誠に恐縮ながら、抽選とさせていただきます。結果につきましては、8月27日(金)を
目処にご連絡を差し上げます。

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【SEOY表彰式典の開催要項】

■ 日程 : 2009年9月3日(木) 午後4時45分から午後7時
 (当日は、恐縮ながらジャケット・ネクタイ着用でのご出席をお願い致します。)
■ 場所 : 綱町三井倶楽部 (東京都港区三田)
■ 参加費用:2000円(一般公募)
■ 主催 : NPO法人アイ・エス・エル(ISL)、シュワブ財団
■ 後援 : 経済産業省、総務省、外務省
■ ファイナリスト(敬称略、五十音順):
  石川 治江氏(NPO法人ケア・センターやわらぎ代表理事)
  駒崎 弘樹氏(NPO法人フローレンス代表理事)
  鈴木 亨氏(NPO法人北海道グリーンファンド理事・事務局長)
  チャールズ・マクジルトン氏(セカンドハーベスト・ジャパン理事長)
  枋迫 篤昌氏(マイクロファイナンス・インターナショナル・
         コーポレーション代表取締役社長兼CEO)
■ 審査委員(敬称略、五十音順) :
  阿木 燿子氏(作詞家/作家/プロデューサー)
  緒方 貞子氏(独立行政法人国際協力機構(JICA) 理事長)
  北城 恪太郎氏 (経済同友会 前代表幹事/日本アイ・ビー・エム 最高顧
          問/NPO法人ISL 会長・理事)
  笹森 清氏(労働者福祉中央協議会 会長/日本労働組合総連合会(連合)
        前会長)
  田坂 広志氏(多摩大学大学院 教授/社会起業家フォーラム代表)
  藤原 和博氏(杉並区立和田中学校前校長/大阪府知事特別顧問)
  シュワブ財団代表者 1名
■ ゲストスピーカー:マット・フラナリー氏(Kiva CEO兼共同設立者)
■ 当日のアウトライン(16:45〜19:00)
  ・開会挨拶
  ・基調講演
  ・ファイナリストによる最終プレゼンテーション
  ・表彰状授与及び受賞者スピーチ
  ・審査委員による講評
  ・閉会挨拶

【シュワブ財団と"Social Entrepreneur of the Year"について】
シュワブ財団は、世界経済フォーラムの提唱者であるクラウス・シュワブ博士が、
夫人のヒルデ・シュワブ氏とともに、社会起業家精神の高揚と社会起業家の育成
を目的に、1998年にスイス・ジュネーブで設立した財団です。

"Social Entrepreneur of the Year(SEOY)"は、世界中で活躍する社会起業家に
光を当て、社会に紹介する、シュワブ財団の主要な活動として2000年から実施さ
れているアワード・プログラムです。アワードは、スイス、イギリス、フランス
などのヨーロッパ諸国、アメリカ、ブラジル、チリなどの北米・南米大陸、さら
には、インド、フィリピンなどのアジア地域等、世界25カ国で実施しています。


【SEOY日本プログラムについて】

SEOY日本プログラムは、日本における社会起業家や、社会システムの変革に挑戦
するリーダーによる先駆的活動に光をあてることで、これら先駆者の活動を後押
しするとともに、次世代に対してロール・モデルを提示せんとするものです。

日本における社会イノベーションへの関心を喚起し、取り組みを誘発し、そして、
日本から世界に対して、独自の社会イノベーション事例を発信していくことを意
図しています。今回のSEOY日本プログラムの実施を通じて、営利・非営利の枠組
みを超え、多くの人々が日本の社会イノベーション、経済・社会の在り方、さら
には、求められるリーダーシップ像について、自ら考え、自分の言葉として語り、
行動に向けて共に議論する場を創り出します。

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特定非営利活動法人
アイ・エス・エル
伊藤 健(Ken Ito)
〒102-0094
東京都千代田区紀尾井町4‐1 新紀尾井町ビル5F
TEL:03-5226-6800/FAX:03-5226-6801
Mail: ito@isl.gr.jp
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当記事はNPO法人フローレンス代表理事 駒崎弘樹の個人的な著述です。
PCサイト http://www.florence.or.jp/
携帯サイト http://www.florence.or.jp/m/index.htm

病児保育で困っている、サービスを希望するという方は、
こちらのフローレンス本体のページから、お申し込み下さい。http://www.florence.or.jp/

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http://www.etic.or.jp/


いつもご支援頂き、誠にありがとうございます。
これからもどうぞ宜しくお願い致します。
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posted by 駒崎弘樹 at 20:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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