2009年07月20日

ひとり親世帯で育った方が、今度はひとり親を支える立場になるということ


ちぇちぇさん、という方がひとり親のサポート隊員「おひさま組」になって下さいました。「おひさま組」は月々8400円を寄付して下さることで、一人のひとり親世帯に安価な病児保育を提供できる仕組みです。


(一方「ほし組」は月々1050円寄付して下さる方が8人いれば、一人のひとり親世帯を支援できます。)

彼女から入隊にあたりメッセージを頂きました。

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私は4才頃から母子家庭で育ち、兄と私の大学までの教育費や生活費等の返済の為、
これまで昼夜を忘れるほど働いてきました。
母は体が弱く、激務とストレスで入院したりもしましたが、母子家庭であるせいで、
将来の選択肢が減るということがあってはならないと、頑張ってくれました。

成人後、バトンタッチした、その返済もようやく終わりが見え、
5年程前からは仕事も自宅ででき、
母親も自身の体調を気にしながらも元気に暮らせるようになりました。

生活が落ち着いてきたこの数年、初めはボランティア感覚で、
空いている時間に自宅付近のとある公立保育園に
有償で給食調理補助をしに行ったのがきっかけで、保育の現状を目の当たりにしました。

今年からは仕事が忙しくなり、結局保育園にはこの春までの約2年間程しか携われませんでしたが、
その保育園は 0〜5歳を100名以上抱えるとても大きな保育園でしたので、
一人親はもちろん、両親揃っていても、乳幼児を持つ親の雇用環境の厳しさ等、
育てるために抱える様々な社会的困難を教えてもらいました。

私が育ってきた時代は、片親であることの偏見も多く、親を恨んだりした時期もありました。
ですが、自分のこれまでの人生を振り返ると、片親であることで
確かに何かしらの制限はあったかもしれないけれど、そのお陰で出会えた人達、
お世話になったこと、私は沢山の人に支えられていたことを実感できる今は、幸せだと思います。

現在の私はというと、結婚も出産も未経験で子供が特に好きというわけでもなく、今のところ積極的には考えてはおりません。

ただ、保育園で一緒に働いた、とてもすばらしい方達と、
子供たちの屈託のない笑顔に触れ、結婚出産に少し前向きになれたこと、また、そんな折にラジオの特集でフローレンスの駒崎さんの柔軟且つ、的を射た考え方に興味を持ち、HPをのぞかせてもらった時、
係る人みんなの溢れるほどの笑顔がそこにあったこと。

それを見た瞬間、こんな私でも何か手助けができるならと思いました。

今のところ、時間が思うように取れないので、私ができるのはせいぜいこういう形でしかありませんが、
密かに社会を変えたいと思っている一隊員として(笑)陰ながら応援させていただきたいと思っております。

だから私が寄付をするのは、優越感や上から目線ではなく、
一人親家庭の経験者の一人として、乳幼児を持つ親が肩の力を抜いて、
ストレスが子供にも伝わってしまわぬよう、私が毎月援助ができることで一緒に頑張ってる という気持ちを大事にしたいからです。

もしかしたら近い将来、私だって子供を産むかもしれない。その時はよろしくお願いします♪ 
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嬉しいなぁ。ちぇちぇさんの期待に応えられるよう、頑張っていきたいです。

最近思うのは、「日本には寄付文化がない」というのは俗説で、単に僕たちNPOの努力が足りないだけだと。ちぇちぇさんのような方は確実にいらっしゃって、彼/彼女たちのハートに触れられるだけの汗を僕達がかき切れていない、ということなのではないかと、そう思わざるを得ません。

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当記事はNPO法人フローレンス代表理事 駒崎弘樹の個人的な著述です。
PCサイト http://www.florence.or.jp/
携帯サイト http://www.florence.or.jp/m/index.htm

病児保育で困っている、サービスを希望するという方は、
こちらのフローレンス本体のページから、お申し込み下さい。http://www.florence.or.jp/

フローレンスのサービスエリアは東京23区の足立区/板橋区/江戸川区/江東区/品川区/渋谷区/新宿区/杉並区/墨田区/台東区/中央区/千代田区/豊島区/中野区/文京区/港区/目黒区/荒川区/大田区/世田谷区/葛飾区/北区/練馬区 です。

ひとり親への超安価な病児保育サービス「ひとり親パック」に共鳴し、寄付を
して下さる!という方は、下記のフォームでお申し込みください。
http://www.florence.or.jp/corp/fr/fundraiser/

株主総会に託児をつけたい、説明会に託児をつけたいという
イベント託児・イベント保育をご希望の企業様は
↓からお申し込み下さい。担当者の方からお見積もりを送らせて頂きます。
http://www.florence.or.jp/inquiry/form1/ask_others.html

ワークライフバランスや男女共同参画、ソーシャルビジネスについての
講演を依頼されたい企業、自治体、メディアの方々は
↓からお申し込み下さい。
http://www.florence.or.jp/inquiry/form1/ask_kouen.htm


フローレンスへのインターンを希望される学生は、
NPO法人ETIC.の細田さん宛にご連絡頂ければと思います。
http://www.etic.or.jp/


いつもご支援頂き、誠にありがとうございます。
これからもどうぞ宜しくお願い致します。
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posted by 駒崎弘樹 at 08:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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