お会いしたこともない小児科医の方が、ひとり親に病児保育を
提供する「サポート隊」に入隊して下さった。
しかも熱いご意見を下さった。紹介したい。
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フローレンス 吉満 香惠子様
サポート隊員に入隊しました、●●と申します。
サポートするに至った経緯を申し上げたくメールいたしました。
私は東大阪市の総合病院で主に夜間小児救急を担当している小児科勤務医です。
東大阪市は中小企業の町で一人親であったり、
母親もパートで仕事をしているような世帯が数多くあります。
そのため、小児科の夜間診療には
「昼は仕事を休めず子供を病院へ連れて行けない」
「薬を長期間処方してくれ」
といった患者さんが多く来院されます。
病院の夜間救急は夜間診療のコンビニ化を防ぐために
軽症の患者さんには最低限の処置しかせず、薬も一日分の処方にしていますが、
それでも仕事を休めないために更なる検査や投薬を懇願される方がいます。
小児科医になって10年ですが、この現状を見て
・コンビニ化しない病院が悪いのか？
・子供が病気になっても休めない社会が悪いのか？
・子供が病気になっても休もうとしない親が悪いのか？
・病気の子供を預かってくれるところがないのが悪いのか？
など、いろいろ考えさせられるところがあります。
病児保育が充実してないと、
軽い風邪の場合でも熱さえなければ保育所に預けますし、
解熱剤で強引に熱を下げて預ける人もいてるでしょう。
その結果、保育所の中で風邪などのウイルスが蔓延し、
健康な子供たちも病気にかかってしまっているのが実情です。
実際、仕事をするために保育所に子供を預けたのに
預けた途端、1ヶ月も2ヶ月も風邪を引き続けて
仕事も満足にできないし、子供の体調もよくならない
といったことがよくあり、
「保育所に子供を預けることは子供にとって何もいいことがないのでは？」
とさえ思ってしまうこともあります。
私にも1歳の子供がいて妻も時々パートに出るのですが、
祖父母が近くに住んでいるため保育所に預ける必要はありません。
ただ、身近に子供の面倒をみてくれる人がいない家庭は
本当に大変だろうと思います。
私自身には開業して病児保育所を開設したり、
コンビニ的な診療所を開設するなどの気力は今のところありませんが、
フローレンスのビジョンには共感するところがあり寄付することに決めました。
よろしくお願いします。
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こうした心あるお医者さんの期待に答えるため、僕は多くの人々に
ひとり親を支える寄付を、寄付という名の社会を変える「投票」を
お願いしていきたい。
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内閣が機能停止していても、金融資本主義が破たんしかけていても、
僕らは僕らのできることをやっていこう。淡々と、あるべき未来を創っていくんだ。
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当記事はNPO法人フローレンス代表理事 駒崎弘樹の個人的な著述です。
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いつもご支援頂き、誠にありがとうございます。
これからもどうぞ宜しくお願い致します。
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