わざわざから和歌山から単身上京し、元ホテルマンの方が入社して下さった。
女性率90%のフローレンスの多様性を保持してくれる貴重な存在だ。
初めての年上男性部下でもあり、マネージャーとしての自分にも良い経験
だし、他の男性スタッフにとっても良い刺激になるだろう。
脱サラしてNPO就職する妻子を持つ男性が出てくることに時代性を
感じてならない。
【社会保障国民会議が終わり】
僕が参加している「少子化・仕事と生活の調和分科会」が終了。
微力ながら成果としては、
1.病児保育施設への補助形態を今の定額式から実績反映式に変えて
競争環境を創りましょう、ということが部分的に盛り込まれたこと
2.「中小企業のワークライフバランス支援」の文面が盛り込まれたこと。
特に「インセンティブ」と「取り組みの公表」という文言を盛り込めたこと
3.多様な子育て支援には国だけでなくNPOがどんどん参入していかないと
いけないが、現在は市役所の天下りを受け入れている社会福祉協議会等が
ばんばん随意契約を取ってしまい、NPOへのアウトソース市場が形成されて
いるとは言いがたい。そこらへんのことを指摘し、報告書に盛り込めたこと。
であろう。積極的な委員の方々や内閣府の一部のやる気のある官僚の方々、
政治主導の会議の進め方などのお陰である。
反省としては
1.多くの男女共同参画センターがワークライフバランス推進にほとんど貢献して
おらず、ひどい有様のセンターが相当数あり、改革が必要なことを
報告書に載せられなかったこと
2.厚労省が外郭団体に委託している「緊急サポートネットワーク事業」を、
自治体レベルに落として予算と裁量を増やすように、という要望を文言に
まで落とし込めなかったこと
は自分の実力のなさの致すところ。
こうした政府の審議会での話し合いを基にこれからの少子化対策、
ワークライフバランス政策が形作られていくのに、盛り込むべきところを
盛り込めなかった責任は重い。
しかも僕の場合は厚労省の一部の方々に好かれる御用学者・既得権益層
では全く無く、改革派の首相補佐官が推してくれたため、たまたま参加
できたに過ぎず、おそらく次の機会は当分、というかほぼない。
せっかくの機会を十全に生かすことができなかったのは、自らの勉強
不足とロビイング力不足に起因する。
特にSEEDSの松原さんのように政治家や官僚と強力な信頼関係と繋がりを
持ち、政策に良い影響を与えていく、ということを自分は全くできていない。
いわゆる人脈作りなんかも全然好きじゃない。
本当は志の合う仲間達とガンガン目の前の人たちの役に立ち、
社会のばかばかしさを手づかみで解決していくのが好きなのだ。
しかし、法律や政策など、目の前の事象の足元にある土台を変えるには、
志も価値観も全然違う人たちと笑顔でゆっくりゆっくり話し合うことも
また必要なのだ。
向いてないな、と思いつつ、やらないと、とも思いつつ。
接待タクシーに激怒し、自民党よ年寄りをいじめるなと憤っても、
僕達市民が政策や構造に無知ならば、結局は彼らに依存しなければ
ならないのだ。
社会起業家と呼ばれる資格は、社会問題に事業で解決策を提示しつつ、
それを国レベルで解決しうる解決策もまた提示していく、という両輪
を動かしてこそ与えられるだろう。
米大統領候補バラク・オバマがスラム街のNPOで働いて目の前の人を救いつつ、
その後後弁護士になり、上院議員になり政策を創っていったことが、
まぶしく思い出される。
そう考えると、僕には社会起業家と呼ばれる資格はない。
馬齢を重ねる自分に必要なのは、官僚やら政治家やら実業家やら
市井の人々やら多くの異なる立場の人を巻き込み、関係を維持し続ける
人間的魅力とコミュニケーション能力だ。
何とかしないとね。ほんとに。
以下署名
********************************************************
【お願い】一人親のご家庭を御紹介ください!
********************************************************
フローレンスでは、新サービス【一人親パック(ゴールドマン・サックス枠)】
を始めました。
一人親家庭向けに、月額1,050円(税込)で病児保育を行います!
●ママ友やお友達など、お知り合いの一人親の方にお知らせください!
●こちらをお読みの一人親の方はお気軽にお問い合わせ下さい!
詳細はこちら↓↓
詳細:http://florence.seesaa.net/article/99427869.html
――――――――――――――――――――――――――――
こんにちは。
私はこの春から、企業で働いている大迎洋司(おおむかいようじ)と申します。
"この記事のコメント"に書いていい内容かわかりませんが、お許しください。
どうしても、私の気持ちを表現したかったためです。
私は、あるTV番組から「社会起業」という言葉に最近出会いました。
早速、amazonで検索し、
駒崎さんの著書に出会いました。
村上龍さんの小説「69」みたいに、
ところどころ字が大きくて(笑)、
とても、楽しく読ませて頂きました。
自分の中での心のもやもやが晴れていく気持ちに
なりました。
友達にも自分の考えている気持ちを話し、
今は少しずつ社会起業に関する本を読んでいるところです。
私は、
結局は何より大事なのは信念であると思います。
その揺ぎ無い信念を固めたいと思っています。
社会に対する想いはたくさんあります。
また、私は高校までの18年間、
兵庫県の淡路島という、
少し特殊な環境で育ちました。
そこで感じてきたことが、
自分のコアになっている部分でもあります。
私は、
「人のために、なにができるのか」
少しずつ考えています。
幸せを願っている人が、少しでも幸せになるような世の中になってほしいです。
本当に、駒崎さんの本に出会えたことが、
私のスタートラインになりました。
ありがとうございます。
お忙しいと思いますが、
お言葉を頂けると、幸いです。
失礼します。
コメントありがとうございます!
yo-jiさんのような若い方に読んで頂きたくて、
あの本を書きました。
会社に勤めながらも、社会のために何かできる
こともあるはずです。様々なアンテナを張って
おけば、社会起業に関する情報や知識も集まり
ます。
ぜひこれからの社会人生活で、そうした知識や
技能を高め、社会を変える人材になっていって
ください。
お互い頑張りましょう。これからも、どうぞ
宜しくお願い致します!